土用の丑の日、今年はいつ?
「土用丑の日」はうなぎを食べる日として定着している食文化です。今や日本の行事料理のひとつとも言えます。
鰻を食べる食文化は万葉集の時代から日本に定着していたと言われていますが、「土用の丑の日」に鰻を食べる習慣が根付いたのは江戸時代。
「土用の丑の日」にうなぎを食べる文化の発祥は、エレキテルの発明者・平賀源内(1728年生まれ)が作った「広告コピー」と言われています。
うなぎが売れないことに困ったうなぎ屋から「商売繁盛の策はないか?」と相談された平賀源内が、店先に「本日、土用丑の日」と掲げることを提案したことで客足が伸びたそうです。
平賀源内は江戸時代の発明家でありながら、優れた広告コピーライターでもあったんですね。
「土用の丑の日」に鰻を食べる文化は日本古来の文化であるように思えますが、こうして歴史を遡ってみると約300年前の江戸時代。
歴史は浅いようにも思えます。
しかし、300年間に渡って続けられているということを考えれば、立派な日本の食文化の一つとも言えます。
今年2022年の土用の丑の日はいつ?
土用の丑の日(どようのうしのひ)は、「何月何日が土用の丑の日」という形で決まっておらず、毎年異なります。
今年2022年の土用の丑の日は、
- 1月24日(月)
- 4月18日(月)
- 4月30日(土)
- 7月23日(土)
- 8月4日(木)
- 10月27日(木)
です。
【来年2023年の土用の丑の日】
来年、2023年の土用の丑の日は、
- 1月19日(木)
- 1月31日(火)
- 4月25日(火)
- 7月30日(日)
- 10月22日(日)
- 11月3日(金)
と、なっています。
「土用丑の日」ってそもそも何?
土用丑の日というと、現代では「うなぎを食べる日」というのがすぐに連想されますが、そもそも何の日なのか?という疑問が浮かびます。
「土用」というのは、五行思想という昔の中国で生まれた自然哲学から生まれた暦の中の「雑節」というものにあたります。
日本のカレンダーなどでも立夏・立秋・立冬・立春と書かれている日がありますが、この日から起算してそれぞれの「直前の18日間」を土用と呼んでいます。
また、「丑の日」というのは、十二支の丑の日を意味します。
本来は一般的には夏の丑の日が、土用の丑の日と呼ばれる日にあたり、毎年その日付は異なります。
暦から算出するものなので、毎年◯月◯日が丑の日というわけではありません。
土用の丑の日に鰻を食べるのは日本だけ
日本人が鰻を食べる習慣は万葉集にも書かれているほど古い歴史があります。
しかし、冒頭でも触れた通り、「土用の丑の日」に鰻を食べる習慣は、1772年から1788年の安永・天明時代あたりからの風習とされています。
※参考文献:青山白峰の「明和誌」
うなぎは当時の日本の食文化の中でも、栄養価が高い食材と知られており、暑い夏に体調を崩さないように栄養価が高いうなぎを食べて乗り切るという風習があったそうです。
一方、「現代では栄養価が高い食事はうなぎ以外にも豊富にあるため、うなぎを食べることで常日頃よりも高い栄養を摂れるというわけではない。」という論説を唱えている研究者もおられるようです。
夏バテを防止するためにうなぎを食べよう!というような風習は現代でも根付いていますが、現代では栄養面というよりも「文化の踏襲・行事」の意味合いの方が大きいのかもしれませんね。
土用丑の日のうなぎは、古くから伝わっている食文化のひとつですから大切にその伝統を守っていくのも日本の食文化を守ることに繋がるかもしれません。
うなぎ料理の一覧
うな丼などは多くの人が食べたことがあるであろう「鰻料理」ですが、鰻料理・メニューは他にもあります。
- うな丼
- うなぎの蒲焼
- うな重
- うなぎの白焼
- うなぎのひつまぶし
- 鰻の押し寿司
などのほか、鰻を使った料理は多々ありますが定番メニューはこのようなラインナップです。
ウナギ料理が食べられる外食チェーン・宅配デリバリー
鰻は高級料理というイメージもありますが、最近では牛丼チェーンなどでもうな丼を食べられるようになりました。
中でもおすすめの外食チェーン店&宅配・デリバリー店をご紹介します。
自宅周辺でうなぎを出前してくれるお店がないエリアは、うなぎの蒲焼を通販で買うのが良いですが、近隣にデリバリーサービスがある場合は出前を利用するのもおすすめ。
利用できるエリアは限られていますが、おすすめのデリバリー対応店舗をご紹介します。
すき家のうな丼
牛丼チェーンの「すき家」では、毎年4月あたりに「うな丼」と「うな牛」のメニューが季節限定メニューとして登場しています。
通年通してのメニューではなく、この時期限定のメニューなので販売中の期間は是非味わっておきたいところです。
昨年2021年は、2021年4月14日から販売開始となりました。
今年2022年は、4月18日(月)が土用の丑の日なので、昨年と同時期からキャンペーンが開催されると予測しています。
すき家はエリアによってはデリバリーも可能なので、お店に行けないときには出前も活用してみましょう!
Uber eatsを初めて利用する際、2,500円割引が適用されるクーポンが使えます。
初めての方は、UBER初回特典ページにアクセスし、クーポンコード「JPEATS26」を入力してください。
※クーポンの付与人数は上限があり、月初めの方が取得できる可能性が高くなります。
既に利用したことがある場合は、Uber Eats 2回目以降の注文のページからチェックしましょう。
出前館でも、すき家のデリバリーを利用できます。
出前館は、初めて利用する人を対象に1,000円オフクーポンを発行しています。(キャンペーン期間は2022年2月7日から8月31日まで)
クーポン取得ページはこちらから。
> 出前館・初回限定1000円OFFクーポン
「釜寅」
釜飯デリバリーサービスの釜寅は、うなぎ釜飯・うなぎごぼう釜飯など、2,000円以下でうなぎが食べられるメニューがあります。
平日のランチタイムであれば、1,500円以下で注文できるのでお昼時が狙い目です。
注文は出前館・楽天ぐるなびデリバリーはもちろん、釜寅公式サイトでも注文可能。
公式サイトからの注文の場合、200円の利用ごとに1ptの「デリポイント」が付与されます。
貯まったデリポイントは1pt=1円で利用可能です。
>> 釜寅公式サイト
出前館を通じて釜寅を利用する場合も、初回1,000円オフクーポンが付与されるので出前館がおすすめです。
うなぎの蒲焼・うな重が注文できる通販・宅配サービス
土用丑の日は、スーパーなどでもウナギの蒲焼やうな重が販売されますが、買い物に行けないときや近くにお店がないときには、うな重の宅配をしてくれる宅配食がおすすめです。
セブンミールのうな重
全国にあるコンビニエンスストア・セブンイレブンとセブンイレブンが展開する宅配食サービス・セブンミールでは、毎年、「土用丑の日のウナギメニュー」を販売しています。
クリスマスケーキと同じように事前の予約が必要になりますが、近場で買えるのは魅力です。
昨年2021年は6月にうなぎメニューの予約受付を開始。受け取り期間は7月24日から28日の間で受け取り日を設定できました。
昨年のメニューラインナップは
- 炭火焼うなぎ蒲焼重 鹿児島県産鰻使用(2,980円)
- うなぎ蒲焼重 鹿児島県産鰻使用(2,180円)
- うなぎまぶし弁当 鹿児島県産鰻蒲焼き使用(3,218円)
- うなぎ蒲焼 鹿児島県産鰻使用(1,280円)
- うなぎ蒲焼重 中国産鰻蒲焼使用(1,280円)
※いずれも税込み
中国産の蒲焼き重は、外国産ということもあってかなりリーズナブルでした。
今年のラインナップはまだ発表されていませんが、2022年の夏の土用の丑の日7月23日(土)をめがけて、6月頃に予約受付を開始されるかもしれません。
セブンイレブンのうなぎメニューは毎年美味しいので、「コンビニだからイマイチなんじゃない?」という心配はいりません。
確かに、約3000円払うなら近所の鰻店へ出向く方が満足度は高いかもしれませんが、近場にお店がないご家庭では、セブンイレブンの鰻を選択肢に入れるのもおすすめです。
セブンイレブンの土用の丑の日キャンペーンページは、毎年下記のページに設定されています。
現在は何も情報を公開されていませんが、URLを記載しておきます。
https://www.sej.co.jp/products/doyoushi.html
冷凍惣菜宅配サービス「わんまいる」
宅配食サービス「わんまいる」は、うなぎの蒲焼重や、うなぎの蒲焼を1尾まるごと注文できます。
通年通して取り扱っているわけではなく、毎年土用の丑の日が近づいた頃に商品が追加されています。
時期が近づいてきたら、わんまいるの公式ページをチェックして、土用の丑の日の2週間くらい前に注文しておくのがおすすめです。
以前取り扱っていたのは、静岡県浜名湖産のうなぎを使った蒲焼重です。
うなぎ屋に足を運んで食べるのと変わらないクオリティのうなぎを食べられました。
わんまいるのうなぎは、単品メニューでの注文となります。
公式サイト内の検索窓に「うなぎ」と入力すると表示されるのでチェックしてみてください。
楽天市場内のショップ
冷凍・冷蔵のうなぎの蒲焼きを低価格で買うなら「楽天市場」に出店しているお店をチェックするのもおすすめ。
調理済みの鰻の蒲焼きを買えば、湯煎で温めるだけで食べられます。
お店や出前で食べるよりも安くウナギの蒲焼きを食べられるので、家族の人数が多い世帯には特におすすめです。
特におすすめのショップを下記にまとめます。
楽天市場では、「ふるさと納税」対象の鰻の蒲焼きもあります。
土用の丑の日の時期に届けられるとは限りませんが、「いつでもいいから鰻が食べたい!」という方は、ふるさと納税を活用するとお得に食べられるのでおすすめです。
まとめ
今年2022年の、直近の土用の丑の日は、
・4月18日(月)
・4月30日(土)
です。
今年の4月は2回訪れるので、どこのお店も多くのキャンペーンが開催されると思います。
この時期は、うなぎの需要が高くなる時期でもありますが、逆に言えば1年で一番安く鰻が食べられる時期でもあります。
各販売店・お店のキャンペーンを利用して美味しい鰻を楽しみましょう!